新「3S」考
「トイレホン」の中にも書いたのだが、高野秀行さんの本を(主にトイレの中で)読むことが楽しみとなっていて、今読んでいるのは「極楽タイ暮らし・・微笑みの国のとんでもないヒミツ」。
この本の「はじめに」の中に
「タイの3S」というのが出てくる。
- サバーイ・・・元気だ、気軽だ、快適だ
- サヌック・・・楽しい
- サドアック・・便利だ、都合がいい
他にもう一つ
マイペンライ・・大丈夫だ、たいしたことない
これが解るとタイでは大概暮らしていける!????ということです。
ご存知アメリカの占領政策で日本はこのザマなんですが、それは巧妙に仕組まれました。岸の「私は国民の声なき声を聴いている。今、国会の前で騒いでいるデモ隊がいる中で、後楽園球場ではプロ野球を満員の観衆が楽しんでいるし、日本全国でそれをテレビで夢中になってみている国民がいるのだ・・・」と。「デモ隊など実に少数の国民だ!」と言いたいわけね。これ悔しいが名言である。
アメリカの日本占領政策でやった「3S」
- セックス
- スクリーン
- スポーツ
天皇に忠誠を誓う働き者で勉強熱心な日本人から政治論議を止めさせ、アメリカ資本主義の偉大さ?を疑わない、ただただ働き、現状の生活に満足したまえ!というやね。
セックスは人間の本質で、スケベさを前面に出して本能の赴くままに~と、バンバン許可した。政治論議をするよりは女の裸の写真の方が楽しいのである。
スクリーンに関していえば、第二次大戦中アメリカは「風と共に去りぬ」が作られ大盛況だった。アメリカのフィルム産業の売り込みとともに、新しいメディア「テレビジョン」は国民の洗脳に絶対的な力を持つと信じ、CIAはスパイ正力を使い「日本テレビと読売巨人軍」を作った。ジョージ・オーエルでいうところの「テレスコープ」を使い「国民の皆様、憎悪の時間です!」を実行したわけです。勿論エッチ番組を含め、アメリカの素晴らしい生活を目に焼き付けさせて、赤を憎め、政治に疑問を持つな、スポーツで発散しろ!」と。
野球に関しては、ほんと呆れるくらいにこの国は犯された。日本全国どんなに小さな島にでも野球場は作られ、高校野球は神様のごとく称えられ、巨人は沖縄から北海道まで大人気、、、、。私は野球に関しては史上最も嫌いなスポーツと見ている。日本のプロ野球に関しては反吐が出る。(それでも阪神タイガースに関してはちょっと熱狂した時期もあるのですがね、へへへ)
さて話の続きで
タイの3Sとアメリカの占領政策3Sを書いている中で、こんなんも頭に浮かんだわけね。
バカ右翼の3S
- しね
- しばくぞ
- (アベ)シンゾー命
ネット民の3S
- 真実はどこ?
- シンジラレナ~イ
- シンゾーヤメロ!!!
う~ん、、、、やっぱり高野さんにはかなわないなぁ、、、お粗末。
私がタイガースに夢中になっていた時期は、バッキー、村山、田淵、江夏、中村からバース、掛布、岡田、真由美、若菜、竹ノ内、山本、、、このあたりまでですかね。